ASKA『はるかな国から』を聴きながら。

~どこかで一人ぼっちでいる、あなたを想う~

 

もう朝が来なくてもいい、

そんな気もちになることがある。

 

自分の存在なんて無くなってしまえってね。

 

それでも何も変わらないどんよりとした朝は来てしまって。

 

味のない朝のパンを無理に ミルクで流し込んでは

元気になった気がする ほんの一瞬の気持ち」

 

ため息もつけないまま重たい身体を引きずって。

 

「そんな一瞬の気持ちが胸を 乗り継いで見えなくなる」

 

もう何も感じられなくて、辛いんだなんて言葉にすることもできない。

 

最後の力を振り絞ってみようか…、

 

愛されるってどういうことか分からないまま。

本当は愛したかったのに。

 

どうやったって抜け出せないから。

でも、

もしかしたら、もしかしたら。

 

そう、知らないかもしれないけど、

あなたと出会いたい、お話をしたいって待っている人がいる。

 

いるわけないと思っているかもしれないけど、

探しているんだよ、ずっと。

 

どこにいるのかな、

どうやったら会えるかなって。

 

あなたの抱えているもの、

半分だって分かってあげられないだろうね。

 

それでも会いたい。

ただ話を聞きたい。

 

「夏にはシャツを脱ごう 冬は重ね着しよう 風邪をひくのはとても嫌いだな」

 

ずっと寒いとそれがあたり前になってるんじゃないかな。

 

それなら隣で寒いねって言いたい。

そのうち温かいなって感じるようになるかもしれないし。

 

私たちはいつかきっと会える、

その時は来るから。

 

だから、

ちょっとだけ顔をあげて、いつもは見ない場所を見てみて。

いつもはしないこと、どんな小さなことでもいい、ひとつだけやってみて。

 

朝のコーヒーを紅茶に変える、それだけでもいい。

 

それが目印になる。

 

そしたら、

会いに行くからね。

 

 

 

※「」内歌詞引用

『はるかな国から』作詞/作曲 ASKA

Album『NEVER END』(1995年)、

『MADE in ASKA』(2018年)収録曲