もひとつ、さくら。

いつも通る道。

混んでるわけじゃなかったけど、

 

今日は抜け道から行ってみようと思い立った。

 

右へ曲がって、

 

ほんの少し進むと、

 


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桜!

 

さくらだ、さくらだ、と

気分がパッと華やぐ。



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空にとどけ!

 

と言わんばかりの勢いで、

 

張り張りの枝ぶりが力強い。

 

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誰もいない、昼下がり。

とっても贅沢な気持ちになって、

車を停めて、しばしのお花見。

 

予定がちょっとくらいズレたって、

大丈夫。

 

 

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まだ咲いていない、

 

もう散っちゃった、

 

今まさに満開、

 

 

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空は繋がっているのに、

 

桜も、

天気も、

気持ちも、

 

いろいろ。

 

 

だけど、

 

ちょっとした寄り道が、

 

人生を変えることだってある。

 

 

頑張ってる人も、

 

元気のない人も、

 

 

ちょっとだけ、

 

 

一緒にお花見しませんか。

 

 

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さくら。


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はい、 咲きましたとも。

 

 

ただし、この写真は3月15日に撮ったものなんだけどね。

 

 

まだまだコートを手放せない寒さの中、

凛と佇む桜の木に、ハッとさせられた。

 

「春はもうすぐ来るから、大丈夫」

そう言ってもらったようで。

 

 

4月に入って、風景のあちこちでピンク色が目に飛び込むようになった。


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こっちは、昨日通った道で見かけた桜。

助手席に乗っていた息子が撮ったので、ちょっとピンボケしているね。

 

 

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車から降りて青い空を見上げたら、

ぐーっと伸びた枝の先の花と目が合った。

 

 

春は、

希望いっぱいだったり、感傷的だったり、

がむしゃらだったり、不安だったり、

 

新しい命が生まれたり、

大切な人が失くなったり、

 

年を追うごとにいろんな想いも重ねてきたけど、

それでも桜の花が咲くと、

 

「さくらだ、さくらだ」

 

と無邪気に心が明るくなる。

 

 

昨日は、

 

                桜

                ↓

            さくら

                ↓

       寅さんの妹

                ↓

「じょーじゃんじゃないよ。」

じょーじゃんじゃないよ。 - aska_burnishstone’s diary

                ↓

  ASKAさんの歌う「男はつらいよ」

 

と連想が伸びていった。

 

 

ASKAさんの歌手仲間、玉置浩二さんもカバーしていて、それがまた切なく、素晴らしい。

でも、玉置さんの「男はつらいよ」を聴くと、何故かいつも、ASKAさんが歌っている姿が浮かぶんだよね。

 

ビデオデッキをそのために購入して、もちろん全作観ているという、大の「寅ちゃん」ファンのASKAさん。

今度カバーアルバム出す時、もしくはライブで、是非歌ってほしい曲の1つだ。

 

いいと思うなぁ。

 

 

ドブに落ちても 根のある奴は

いつかは 蓮の花と咲く

「男はつらいよ」作詞:星野哲郎 作曲:山本直純

 

 

 

 

 

宮﨑 薫 『From Here』を聴いて。

 
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柔らかな午後の陽射しの中、

3月30日にリリースされた、

宮﨑 薫さんのニューアルバム『From Here』を聴いた。

 

薫さんの歌は、彼女のラジオでの弾き語りや、昨年クリスマスに YouTube にUPされた「Last Christmas」などのカバーで時々聴いていたけど、オリジナル曲では「君と空」しか聴いたことがなかった。

 

3月に入って、Amazon であなたへのオススメ商品として『From Here』が表示されるようになり、アルバムのリリースを知った。

機会があれば聴いてみたいと思っていたぐらいだったけど、そのアルバムの紹介文と本人のコメントに強く心を打たれ、衝動的に予約してしまった。

俄然、彼女のアーティスト活動を応援したくなったのだ。

 

それでも、「とにかく聴いてみよう」

そのくらいの心構えだったような気がする。

 

 

ところが、

ゆったりとリラックスモードで聴きはじめた私に、いきなり一曲目から衝撃が走った。

ぶゎーっと鳥肌が立つ。

 

うわっ、うわっ、えっ、えっ、ちょっと待って。

 

ライブでは時々あるけど、CDを聴くだけではほとんど感じることのない感覚にうろたえる。

そこからはもう急速に、宮﨑薫さんの世界に引き込まれてしまった。

 

どこまでも心地よい、伸びやかで透明感のある声。

曲によって、パンチがあったり、可愛らしく転がったりと、自在に変わる表現力にとにかく驚かされる。

でもそれだけではない、音に込めた情熱、意気がバシバシ伝わってくる。

 

 

1.「ふたり」

歌い出しからギュッと心を掴まれる。

歌詞の隅々まで激しく共鳴し、震えが止まらなかった。

~痛みの重さじゃなく 共に苦しいから

    認め合って許し合っていこう

    この手をつないでふたり~

ここでの "ふたり” とは、恋人、友人、親子、自分と自分以外の全ての人、どの関係にも当てはまると思った。

 

2.「陽は昇る」

沈みかける気持ちを奮い立たせる、そんな力強さを感じる。

弱さ、強さを歌詞、ボーカルで豊かに表現している。海辺で夕陽が水平線に沈んでいく情景が浮かぶ。

 ~ねぇ あなたに連れられてきた海

     ねぇ 神様は見捨てないよという~

 

3.「ふたりのシナリオ」

ギターサウンドが爽やかな アップテンポの曲。切ない気持ちが素直に表現されていて共感できる。

~涙がつたう頬 冷たいや 切ないや~

~あんまりじゃないの~

こういった表現で、心の模様がリアリティを持って伝わってくる。

 

4.「One-Sided Love」

サビの「好き~」の部分がいい、心地よく耳に残る。

送信ボタンを押して、告白しちゃえばどう?

あぁ、でもそんなこと、できるわけないよね…。

と、つい歌詞のストーリーに入り込んでしまった。

 ~君をひとりじめ 出来る時は

    あの子のことで 悩んでる時~

 

5.「愛する人」

メロディー、歌詞、アレンジ、ボーカル、全てが最初から最後まで、とにかくかわいく、ポップに弾む。

コーラスに意外性があって、いいアクセントになっている。

 ~小さい手でぎゅっと 握る指

     いっぱい伝えよう 人生の喜びを~

ここのメロディーの歌詞が、どれも心に染み入る。

 

6.「Look Back」

ちょっと懐かしさを感じる、大人っぽいワルツ調の曲。

葛藤や苦悩、それを丸ごと包み込もうとする優しさに、泣けてきた。

~どうしてだろう 夢ばかり求められ

    上手くいかなければ 失敗と言われる

    なぜだろう 私たちはそれを

    恥ずかしい事だと思ってしまう~

 

7.「ふたり (Acoustic ver.)」

薫さんの澄みきったボーカルが際立つこのバージョン。歌声に身を任せているうちに、心がすーっと穏やかになっていく。

 

 

夢を見ているように過ぎた、あっという間の30分間。

 

YouTube の ダイジェストも数回聴いてはいたけど、アルバムを通して聴くとインパクトが全然違う。

 

もっともっと薫さんの歌を聴きたい、そう強く思わせる、詞、曲、そして歌声だった。

 

さらにいろんな色を醸し出すだろう、これからの期待も "大” な素晴らしいアーティスト、

 

「宮﨑薫」、

 

 このアルバム『From Here』と出会えたことに、

 

感謝。

 

 

 

いつもそばに置いておきたい、宝物がひとつ増えて、上向きになった気分。

 

まだ聴いていない人にも、是非聴いてみて欲しいな。

 

私の周りの人には、何も言わずにさり気なく聴かせようと思っている。

 

「ここから」絶対、大好きになる。

 

 

 

 

※Amazon で CD を買える他、iTunes Store などで配信もされています。

 

 

From Here

From Here

 

 

 

 ※ ミュージシャン薫さんへのASKAさんの想い。

僕がこの年齢のときには、こんな歌、歌えなかったなぁ。 - aska_burnishstone’s diary

 

 

ASKAさんは、堂々と。

聴くだけで目の前の景色が明るくなる曲、

『元気か自分』。

 

その最後の最後、

歌詞カードには載っていないフレーズ。

 

何て歌っているんだろう…、と

ずっと気になっていた。

 

元気か自分  元気か自分♪

負っけるな  xきよー

xxxx、xっきよう。

 

何度聴いてもはっきり聴こえない、

音を分解したくなる衝動を抱え悶々とする。

歌の全体の意味を考えて、

 

負けるな 生きよう

とにかく 生きよう

 

ということなのかな、とこじつけてみる。

 

でもこじつけたままでは、どうも納得がいかない、

 

特に大事な鍵となる歌詞のはず、と

 

ブログ内で、ファン友さんにそこを問うと、

 

「私も確信が持てないのだけど、

 

    負けるな 生きよう

    頑張れ 生きよう

 

    なのかなぁ…?」、との返事。

 

あぁ、そうかも。

でもはっきりとした確信は持てていないのか。

 

ということは、

 

この部分を

 

ん~、どうなんだろう、

 

と思っている人は案外たくさんいるのかもしれない。

 

そう思って、その後他の方々の意見もあちこちで探してみると、

 

「負けるな キヨ

   頑張れ キヨ、に聴こえるね」

というものが結構見つかった。

 

なるほど、素直に聴けば、そう聴こえる。

でも、ASKAさんが頑張れって言うかな?

 

どちらかというと、「頑張ろう」なんじゃないか。

 

それにアルバムに個人名を入れた、しかも自分にとっても相手にとってもデリケートだと思われる部分を、

こんなにはっきりとメッセージにするかな?

 

例えその気持ちがあっても、

実際そう歌っていたとしても、

 

ここは、そんな風にも聴こえる、という風に、敢えてもやもやにしておく箇所なのかもしれない。

 

最終的にはそう受け止めていた。

 

 

ところが、

 

4月1日 

当初、そう歌うことは、物議を醸すのではないかと、ずいぶん迷ったのですが、 応援し合おうと言う意識が、強く芽生えましたので、 それを、マスメディアがどう扱おうとも、臆することはないとの気持ちで向かいました。

ライブでは、もっとハッキリ歌うつもです。

お互い、負けるな。 お互い、頑張ろう。

1時から取材、撮影です。 - aska_burnishstone’s diary

 

ASKAさんが語っているのは、

まさにこのもやもや部分のことではないか!

 

 

まさか!!

 

本当に?

 

やっぱりそうか。

 

 

ASKAさんは、凄い。

前より今の方が、もっと凄い。

 

その凄さの前に、ただただ敬服する。

 

 

いくら気持ちがあっても、それを表すことによって自分の立場が悪くなる可能性のある時は、とりあえず何もしない人がほとんどだろう。

 

ましてや、自分の状況がぐらぐら不安定な時はなおさら。

 

そして、それでいいのだ、とも思う。

 

わざわざ向かい風を作ることはない。

 

できるだけ、波風が立たない環境で、

自分の道を守ろう、実現しようとすることは、自然な生き方のように思える。

 

だから、

昨年、ASKAさんの状況が変わったことを受けて、アルバムへの参加を辞退したいという申し出があったということを知った時も、

それはそれで仕方のないことだ、と受け止めていた。

 

ファンの気持ちとしては、そこをなんとか乗り越えて欲しいとは思ったけど、

自分の意志だけではどうにもできない立場だったり、取らなくていいリスクは避けたいと思う心情だったり、様々な事情があることは十分理解できる。

 

そんな中でも、

ASKAさんの歌手仲間でエールを送り続けてくれている人もいる。

 

バンド仲間はコンプライアンスの壁をよじ登って、アルバム制作に喜んで参加してくれた。

 

ASKAさんの築いてきた人間関係の質の高さが分かる、絆の強さに胸が熱くなる。

 

 

みっともなく派手に転んだとしても立ち上がろうとする姿は輝いて見える。

自分も頑張ろうという励みになる。

 

 

ASKAさんは、まだまだ向かい風の中にいる。

音楽活動も思うようにはできない。

アルバムリリースは、その風が弱まる、もしくは追い風に変わるかもしれない、重要なポイントでもあったと思う。

 

その『Too many people』は、ASKAさん自身がまっすぐぶつかってくるような、そんな迫力を感じるアルバムだ。

 

そこに込めたれたメッセージ。

 

ここにきて、ライブではもっとハッキリ歌うつもりです、と明言する潔さ。

 

先のエントリーの、キングオブコメディ高橋さんへのエールも同じで、

なんとか立ち直って欲しい、一緒に頑張ろうというASKAさんの気持ちなのだろう。

 

 

ASKAさんが、闇の中に入り込んだ時、そこから抜け出そうとしていた時、その都度大きな支えとなり、力となったのが、

「待っている」、「また一緒にやろう」、「また歌を歌ってほしい」

といったような熱い声だった。

 

 

えぐられるような痛み、苦しみを、

人を信じる愛が、生きるエネルギーに変えてくれる。

 

それを知っているから、

「一緒に頑張ろう」という温かい心が生まれる。

人にもっと優しくなる。

 

今、それを堂々と表明できるASKAさん。

 

 

ASKAさんは本当に、

「水たまりを避けながら行くことが苦手」(信じることが楽さ)

みたいだ。

 

そして、

「冬の支度も出来てないけど歌を歌う」(In My Circle)

 

 

 

そんなASKAさんが、

 

たまらなくカッコいい。

 

   

クールでシュールでキュートな、ASKAさんのブログ。

昨年7月の更新を思い出す。

散文詩、昔のエピソード、笑えるネタ等々を織り交ぜて、一日に3度も4度も5度も!UPされていたっけ。

 

嬉しかったけど、始めの頃は戸惑いもあって。

ASKAさんの巧みな文話術に引き込まれて、素直にエントリー内容を受け止めたり、楽しんだりする自分と、

それはそうと今のASKAさんの心身の状態や、取り巻く環境はどうなっているんだろうと具体的な部分に疑問を持つ自分。

 

なかなか、気軽な気持ちではコメントできなかったな。

 

1ヶ月限定のブログが終わる一週間前ぐらいで、

ようやっとポツポツ言葉を綴りはじめた。

応援している想いをこうやって直接伝えることなんて、もう2度とできない、

そう思って。

 

それがそれが、

 

応援する気持ちは変わらないものの、

あの頃の躊躇いは、今や大きな期待に変わり、ASKAさんのお話だけではなく、ファンの皆さんの優しいツッコミや、可愛らしい反応、妄想にまでも、くすくす笑って楽しませてもらっている。

 

そんなASKAさんの発する、パワー溢れる強烈なエネルギーに引っ張られて、 

ここ最近の頻繁な更新、バラエティ豊かな内容にも、ずいぶんリラックスしていられる。

 

とはいえ、 

ネットストーカーの問題は片付いていない、

マスコミはASKAさんのブログの"下手な”引用を続けている、

ASKAさんは執行猶予中、と

 

まだまだ、完全に音楽のみに集中できる状態ではないのも現実。

 

それでも、縁が円になり、それが何色も混ざりあいながらも、いい色合いを放っているように思う。

 

暖かくて優しい、そして強い光を伴って。

 

その光の中で、喜ばしいお話に出会うと、

何万、何十万のファンの大歓声が同時に聞こえてくる。

 

昨日3月30日の「じょーじゃんじゃないよ。」で語られた寅ちゃんのエピソード。

 

ん?、

 

もしかして、もしかして?

 

とふわふわした気分に包まれているところに、

 

今日3月31日 。

僕は、よくよく思えば、この人生、 「16」「36」「52」「56」 に縁があります。

そう言えば、僕の良く知る人物の誕生日が

「1-6」ですね。

こういうのって、あるんでしょうね。

競艇。 - aska_burnishstone’s diary

 

このくだり。

 

・『Too many people』 試聴回数 1位。

・カラオケ配信。

・amazon レビューの1000件超え。

    (現在は1049件。内5つ星は1011件!)

・宮﨑薫さんの評価と紹介。

・アジアでのアルバムリリース。

 

などなど、

うわぁー、うわぁーと歓声と拍手の続く中の、

 

この一言に、

 

 

嬉し涙がこぼれた。

 

 

いい予感しか、

 

 

しない。

 

 

 

シリアスな矢から、わくわくする矢まで、まだまだたくさんの矢を放ちそうな雰囲気を持たせつつ、

どかんと1発、ハートのついた矢が放たれたかのよう。

 

 

 

「16」「36」「52」「56」

ASKAさんが縁のあるというこの数字の中に、

自分も関係する数字はないか、必死に探している人も多いのではないかな。

 

はい。

私もなんか見たことのある数字だぞ、

と必死に探しました (笑)。

 

こんなに強い縁を感じるのだから、

どこかに自分の数字もあるはずだ、と。

 

 

あった、あった!!

 

 

「36」は、生年月日の1桁の数字を全て足した合計だ!!!

 

って、ちょっと苦しいかな?

 

でも、まだまだ見つけられるような気がする(強引にでも)。

 

 

「閉店。」 「競艇。」「スナック。」

切なくもあたたかい、

ASKA青春三部作 ~親戚に連れられて行った場所 編~(仮題)

で締めくくられたASKAさんのブログ。

 

 

 

4月が待ち遠しくなる、

 

なんともしあわせな年度終わり。

 

 

 

ASKAさんのブログがもう。

ここ最近、予想のつくような、つかないような、独特のメロディーラインをなぞって、

まるで歌を歌うように更新されている。

 

広告のないシンプルなブログのページは、純粋に読むことだけに集中できて、連なる言葉たちだけでどんな色にも変わっていく。

 

一気に気分が高揚したかと思えば、ふと立ち止まって考えに浸ったり。

白いページに綴られた画面越しの文字、

それだけなのに、喜怒哀楽以上の様々な感情が湧いてくる。

 

夏、秋、冬とASKAブログと共に季節を越えて、もう本格的な春を迎えようとしている今、

自分がこんな気分になっているとは、まったく予想していなかった。

 

1年にも満たない間だけど、ハラハラ、ドキドキ、ウキウキと感情が忙しい!

 

ASKAさんの近況や他のファンの気持ちが分からなかった時は、

ファンが例え自分一人だったとしても、これからのASKAさんを応援していく。

 

そう本気で思っていた。

 

でもブログが始まって、たくさん寄せられるコメントを読むうちに、

同じような想いの人がたくさんいたことに気付き、その存在をとても心強く感じた。

 

熱い血の通う、奇跡のブログ。

 

 『700番』、アルバムの発売後、

ブログの形態はどう変わっていくのだろう。

ASKAさんの歌と同じように、ASKAさんのブログが今では生活の一部となってしまっている一人として、

不安と期待が入り混じった微妙な想いを抱いていた。

 

四月からは、またアルバム制作などで忙しくなる、ということなので、更新頻度も減ることは確実だろう。

 

でもブログは継続され、時々は報告もあるらしいので、心の底からホッとしている。

 

同じ待つにしても、昨年の9月とはまた違い、かなり安定した心で過ごせそうだ。

なんといっても『Too many people』が、すぐ傍らにあるのだから。

 

 

アクセス数が10万程度あれば幸せなことだと、7月18日に始められたASKAさんのブログ。

それが、7月23日には200万回近くに達し、8月3日には500万回を超え、4ヶ月後の11月18日にはおよそ1,400万回。

逮捕、釈放を経た1月8日には、テレビ報道にASKAさんの逮捕直前のブログ更新が取り上げられたこともあって、4ヶ月間でも有り得ないと言われた1,400万回アクセスの倍以上を、およそ50日間で稼ぎ、総アクセス数は3,000万回に届く程となった。

ASKAさんは世の中を変えることができる。 - dyko’s diary

 

 1月9日に書いた、自分のブログ記事の引用で申し訳ないのだけど、

 

1月8日でそろそろ3000万アクセスということは、それから約75日間で、さらに1000万のアクセスがあったということになる。

一日平均で約13万回。

さらにYahoo!ニュースなどで、ブログの一部を切り取られ、取り上げられてもいる。

 

コメント欄までは毎回読まれてはいないにせよ、それだけ多く、目に触れる可能性があるということだ。

 

ASKAさん宛にコメントを残すだけでも緊張しているのに、そう考えると一層緊張感が増してくる。

 

ASKAさんはやっぱり凄い。

 

自分の責任だけで、

自分の言葉をこれだけ多くの人に発信しているのだから。

 

もうすぐ4000万アクセスということに、

ASKAさんは素直に驚いている様子だけど、

 

計算しているのか、気の赴くままなのか、

 

堂々としたブログ内容。

 

これがまったくの天然だったら、恐ろしい第六感の持ち主。

計算だったら、恐ろしく細やかな気遣いのできる人。

 

ASKAさんは、きっと両方備えている。

 

何れにしても、

 

ASKAさんは、人好きのするオーラがある。

 

ここまで愛されていても、

 

「喜んでもらえることが僕の喜び」

「僕は、自分が(歌を)上手いと思ったことは、一度もありません」

 

と本心から思っている。

 

謙虚というか、どこにも奢ったところが感じられない。

 

 

そしてそのASKAさんの目は、離れていったファン、未だに信じきれずにいるファンにも向けられている、と感じる。

 

じっと黙ったまま、

それでもチラッと見てみたり、

揺らぐ自分の心と葛藤している、

複雑な想いを抱えた人たち。

 

その人たちの心を、全神経を使って感じとろうとしているように思える。

 

それだけの細やかさがありながら、

 

譲れないところは譲らない。

 

ASKAさんを、ASKAさんの音楽を好きだけど、

向き合いたくない面もある。

 

知りたくないこともある。

 

そういう声があることもきっとASKAさんは知っているだろう。

 

それでも、

 

自分自身に誠実であるために、

鏡の中の自分の顔を、真っ直ぐ見つめられる、

そんな自分であり続けることだけはやめない。

 

 

どこまでもしなやかにたわむ、

 

そんな強さを、

 

今のASKAさんから感じている。

 

まだまだ『Too many people』で眠らない夜。

『700番 第二巻/第三巻』、『Too many people』、そして『700番 第一巻』と、大きな石が、次から次へと投げ込まれていく。

 

11月3日

何もしないと、何も生まれません。

僕の小石は歌です。

どんな水しぶきを上げるのか。

これまでは、投げ込んだ時の音で、歩く人を振り向かせていたように思います。

今は、投げ込む姿から見てくれている人たちがいる。

これが、僕のブログのあり方のように思えてきました。

福岡から、今戻りました。 - aska_burnishstone’s diary

 

小石を投げ込んだ、と言うには高く大きく広がり過ぎる、その虹色に輝く飛沫を、思いっきり全身で浴び続けていたい。

 

その飛沫には、生きるエネルギーが内側から湧いてくる、

どんな博士にも調合できない、

ヒアルロン酸以上の秘密の成分が含まれている。

 

 

 

そもそも、チャゲアス、ASKAさんの音楽はBGMとしては成立しない。

聴き始めたら最後、たちまち心を奪われ、その世界に惹き込まれてしまう。

一曲だけ聴こうとしたのに、取り憑かれたかのように次々と聴きたくなり、いつの間にか時間を忘れていた経験は数え切れないほどだ。

 

『Too many people』も予想通り、

いや予想を遥かに超えて、

心が、身体が、深く音に反応する。

 

その世界に、心を全開にして浸りきるには、やはり1人っきりの静かな時間が必要だ。

 

私の場合、夜深く、朝早くが、鑑賞には最適な時間帯。

 

もともとひどい低血圧のためか夜型で、朝起きることは気合いと根性が要るほど辛いものだった。

 

目覚ましにしても、「朝をありがとう」ではイントロが元気過ぎるので、最初に鳴るアラーム音は「同じ時代を」に設定している。

5分後にはアルバム『12』の方の「君が愛を語れ」、その5分後には「Girl」、さらに5分後にはこれも『12』の「LOVE SONG」。

たおやかなメロディーに、優しく優しく起こしてもらって、やっとなんとか身体を起こしていた。

それからぼんやりした頭のまま、やらなくてはいけないことを覚えている身体がなんとかこなし、ようやく頭が起きてくるのが昼の12時頃。

そんな情けない生活を送っていた。

 

それが、

ASKAさんが7月にブログを始めてから、目覚ましにはできないものの、気持ちは「朝をありがとう」と思うようになり、次第に爽やかな気分で目が覚めるようになっていた。

 

こんなことは小学校以来だ。

 

何を大げさな、と笑われるかもしれないけれど、あれだけ辛かった朝が、爽やかな朝になったことは、

私にとっては憧れるくらいの大きな変化だった。

 

遠い存在の、一人のミュージシャンの、音楽ではなくブログ。

それがここまで自分の日常生活に影響を与えるとは、考えたこともなかった。

 

そして今、待ちに待った『Too many people』が手元に届き、聴ける、という喜ばしい状況。

 

睡眠時間は、必然と減っていく。

 

遅くに眠りについても、嬉しさのあまり、今では目覚ましより早く目が覚める。

 

音楽を聴く時間を作るため、素早く用事を済ませる。

 

日中、15分から30分くらいの仮眠をとる。

 

些細なことではあるけど、

頭では分かっていても上手くできなかったことが、自然にあっさりできるようになっている。

 

しかも、頭も身体もスッキリと清々しい。

 

『Too many people』効果はすごい、と改めて実感している。

 

日常でチャゲアス、ASKAさんの音楽はいつもそばにあり、そのパワーは十分感じてはいたけど、それにしても、の驚きの効果だ。

 

他の方のレビューも少しずつ読んではいるのだけど、例えば amazon だけでも半端ではない熱量のものが970件も寄せられていて (3月20日 20時15分の時点)、一度に10件のペースでは、読み終わる日はまだはるか先。

感動の声一つ一つに胸が熱くなる。

刺激されて、以前の曲、声もアルバムの合間に聴きたくなる。

時を経て、ますます魅力を感じる曲に、また心を震わせる。

一旦入り込んだら、どこが出口か分からなくなってしまうASKAワールド。

 

 

ASKAさんのブログのコメント、個人ブログなどに綴られている想いなどもすべて含めて、一つの円を成している。

そう感じる『Too many people』。

 

 
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だけど、

ASKAさんは、まだ重たい荷物を下ろせないでいる。

 

その荷物が軽くなる日がもうすぐ来ることを祈りつつ、

ありのままを受け止め、足りない頭で自分なりに考えることぐらいしか私にはできない。

そんな中でも、わくわくするプロジェクトを進め、充実している様子も伝わってくる。

 

音楽を自由に楽しむことが、段々と日常の大部分を占めていく。

 

『700番 第一巻』も無事発売され、ブログもいろいろな意図を含みながらでも更新されているので、そう不安は感じていない。

 

盲目的に崇める訳ではない。

欠点も失敗も含めて、

アーティストとしてだけではなく、人間的にも、

ASKAさんを信頼している。

 

どうしても心配に思うのは、もう仕方ない。

 

惹かれてしまったこちら側に与えられた、

人間として成長するチャンスなんだろうと捉えて、

ASKAさんが投げ込む姿を見つめている。

 

 

そして新たな飛沫を、一緒に待っている。

 

  

 

 

 

 

 

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もう、春ですね。