ASKA new album を聴く。12.「未来の勲章」

雲の隙間から少しずつ明るさを増していく、そんな朝焼けのイメージが湧いてくる。

 

 9月1日

ただ今「未来の勲章」が、上がりました。

8ビートのロックサウンドです。

終わったー! - aska_burnishstone’s diary

 

終わったー!という達成感を一緒に感じて、にっこりした日。

この文章を読むだけで、前向きな気持ちになり、わくわくした。

 

その時の高揚感がサウンドにのって蘇ってくる。

 

 

「この胸に貼り付けた 未来の勲章は

   どんな嘘も真実も痛みも優しさも

   抱きしめている」

 

 

深い淵を歩き、真摯に自分に向き合ったからこそ出てくる言葉だろう。

抱きしめている、という表現がいい。

 

 

 

10月30日

空はいつも不安定。

今日、また見えてしまったあの曇り空からは雨が降ってくるのでしょうか。

僕のリュックに傘はあるのでしょうか。

雨に濡れながらも

いまは歩くしかないと思っています。

人生に、

「ありがとう」と言うために。

  いま、ミックスが終わりました。 - aska_burnishstone’s diary

 

「未来の勲章」のミックスダウンが終わったこの日。

トラブルを乗り越えても乗り越えても、また見えてくる曇り空。

少し不安な気持ちも伝わってくる。

 

 

「旗を上げて朝を下ろして

    時に僕は深い現実を見る

    寒がらないよ 誰もがくぐるのさ

    いつかいつか訪れる季節さ」

 

 

厳しい季節を見つめ、受け止め、決して悲観しない。

「それでいいんだ今は」の精神にも通じている。

 

 

寒さを跳ねのけるかのような、 男性的で逞しいメロディー。

そこから大きく変化を見せるサビは、ポップで華やかでとても印象的だ。

 

「クールでシュールでキュートな 夢を守って

    遠くで近くで掴んで 心に残る旅をするのさ」

 

いつまでも耳に残る、とことんキャッチーな語感。だけどそこには、頼もしく大きな決意が込められている。

 

 

「伴奏が終わっても歌がつづくように

    夢中になった人でありたい」

 

 

散文詩 「春夏秋冬」にもあったような、

これから進む自分の道への意欲。

 

そしてその決意に沿うような力強い歌声、歌い方に心が震える。

 

 

 

諦めることなく歌い続ける、

 

その一歩一歩に、

 

勇気づけられる。

 

 

自分も一歩踏み出そう、

 

そう思える歌。

 

  

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