ASKAさんのタクシー映像、放送後の反応 まとめ。*追記あり

11月29日 テレビ朝日系「ワイド!スクランブル」、TBS系「ひるおび!」、フジテレビ系「直撃LIVE! グッディ」、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」など

他多数のテレビ番組が放送した、28日のASKAさんが乗ったタクシーのドライブレコーダーの映像。

 

その反応は…。

 

11月29日 お笑い芸人で裁判ウォッチャーとしても有名な阿曽山大噴火のツイッター

「え?え?え? ASKAが乗ってたタクシーのドライブレコーダーの映像が公開されるってどういう事?まさしく、盗聴盗撮行為が巷で横行してるというASKAの指摘通りなんですが。」

 

11月30日 タクシーグループ「チェッカーキャブ」自社サイトにて謝罪文掲載。「…(前文略)映像提供を行った社に対しては、グループとして厳罰をもって対応し、記録映像の管理徹底を図らせる所存であります。放送された映像の関係者の皆様におかれましては、大変なご迷惑とご心配をおかけしましたこと、心よりお詫び申し上げます。(後文略)…」

 

11月30日 ロンドンブーツ1号2号 田村淳 ツイッター

「覚醒剤の使用容疑がかかってる人って、タクシーの車載カメラの映像をテレビで勝手に流されてもいいものなの? というか…タクシー会社は車載カメラの映像をメディアに渡してもいいの?

詳しくないのでただの質問です…」

「情報を提供したタクシー会社は謝罪したのに情報を放送したメディアは謝罪しないの? 不思議…」

 

11月30日 フジテレビ系「バイキング」坂上忍

 「1つびっくりしたのは、昨日タクシーに乗っている映像出てたでしょ。あのタクシーに乗ってる映像使うこと自体どうなのって思った。あれだって別に関係ないじゃん。タクシー乗って覚せい剤買いに行っている訳じゃない」「ああいうの流しちゃっていいのかなって素朴に思った」

おぎやはぎ 矢作「俺もそう思った」

 

12月1日 日本テレビ系 「スッキリ !!」評論家 宇野常寛

「あれを流したタクシーの運転手もとんでもないし、あれを視聴率目的で流すテレビもクソですよ。はっきり言って」

 

MC加藤浩次の「まぁ、そのスタンスでやってる局はないと思いますけど」という返答の後、

 

「あのドライブレコーダー流したのは、明らかにテレビの傲慢だと思います」

 

それに続くMC加藤の「あのような犯罪に手を染めていたとしても?」という問いかけに対し、

 

「それと映像公開の可否は別です」

 

 

12月1日 国土交通省

タクシーやバスの業界団体にドライブレコーダーの映像を適切に管理するよう通知。

「(前文略)…その趣旨に反し乗客のプライバシーに配慮することなくマスコミに映像を提供するという行為が行われたことは、誠に遺憾である」

 

 

12月1日 フジテレビ

ねとらぼの「プライバシーの侵害にあたるとの認識はあったか」「今後も今回の映像を放送することはあるのか」などの質問状への回答。

「ご指摘の映像は、容疑者の逮捕直前の映像であり、公共性·公益性があると判断し放送いたしました。入手経緯など取材·制作の詳細についてはお答えしておりません」

 

12月1日 テレビ朝日

ねとらぼのフジテレビと同じ質問状への回答。

「覚醒剤事件で執行猶予中である著名な人物が再び同種の事件で逮捕されたため、逮捕直前の映像性について公益性·公共性などの観点から総合的に判断し使用したものです。当該の映像はANNニュースなど5番組で放送しました。これ以上の詳細につきましては控えさせて頂きます。」

 

これからもまだまだ物議を醸す話題だと、思うのですが、テレビでは…、無理でしょうね。

坂上忍さんはMCとしては、ただ一人疑問を呈した人なのでは?

コメンテーターの立場で誰も言わない、言えない?意見を、しかもMCの加藤浩次さんが同調しないのにも関わらず言い切った宇野常寛さん。テレビの問題点をテレビで扱うのは、かなり勇気のいることだと思いますが、お二人とも素晴らしかった。

 

私自身も以前のエントリーで取り上げたように、この件に関しては、明らかにおかしいと思っていたので、ホッとした反応でした。

 

 

※追加

12月4日放送 フジテレビ系「ワイドナショー」ダウンタウンの松本人志

 

石原良純の「今年の報道熱は文春の影響もあって、また一時期のように再燃している。他人の家に入って車壊していい訳ないのに、それをみんなスルーする。タクシーのVTRの問題もあった。井上公造さんのレコーダーのことも、こういった過熱報道が過ぎると何か起こってしまうよ」という発言の流れから、

 

「あれは僕は怒ってますね。あれはひどい。また犯罪とは別問題」「最悪、下品極まりない」

 

MC東野幸治の「タクシー社もすぐに謝罪したということなんですが」を受けて、

 

「謝罪する前に分かるだろって話、タクシーの中でシャブを打っていたんだったら映像流されてもしょうがないけど、普通に乗客として乗ってるだけの映像ですから、それを使うのも使う側も意味が分からないんですよね」

「こちらは犯罪防止のために、撮られるのは嫌だけど、協力してあげている。それを仇で返すみたいなこと。本当にペナルティをもっと重くして欲しい、あのタクシー会社」

 

12月9日 BPO 放送倫理·番組向上機構

ASKAさんのタクシー車内映像の放送について、テレビ各局に経緯の報告を求めることに決めた。

視聴者から多くの意見が寄せられたことを受け、川端和治委員長は

「無条件に公共性、公益性があることにならないので、どういう判断をしたのか直接各局に聞きたい」と述べ、審理対象にするかなどの対応は報告を見た上で決めるとしている。

 

12月9日 チェッカーキャブ無線共同組合の理事会

(12月14日のJ-CASTニュースより)

映像提供の経緯についての報告。

タクシーがASKAさんを降ろした後、フジテレビがナンバーなどをもとにこのタクシーの配車を予約し、運転手への取材を始め、その後、タクシーを9時間半にわたって独占使用した。利用後、フジの報道局の記者らが運転手所属の会社にドライブレコーダーの映像提供を求めた。個人情報を提供することは難しいとする会社側に、フジテレビ側はASKAさんが執行猶予中であること、社会的に必要な情報であることを理由に粘り、また何かあったときは責任を負うと明らかにしたらしい。後にタクシー会社は役員らとの協議の末、ASKAさんの逮捕歴、運転手への負担を考慮し、提供を決めた。

 

12月14日 フジテレビの企業広報部 (J-CASTニュースの取材に対し)

「ご質問いただいた内容につきましては、事実関係が異なる部分がございます」

(それがどの部分かについては)「取材·制作の詳細についてはお答えしておりません」

「正当な取材活動の範囲内で、ご指摘の映像を入手しております。容疑者の逮捕直前の映像であり、公共性·公益性があると判断し放送いたしました」と説明している。

 

12月12日 東京交通新聞

ASKA容疑者ドラレコ 「責任負う」とフジTV求める

の見出しで上の内容と同じような経緯を載せる。

 

12月17日 三陽自動車交通株式会社(チェッカーキャブグループ)

自社のホームページにお詫び文掲載。

以下引用。

「このたびは、弊社が車載カメラ映像をマスコミに提供してしまった事により、日頃タクシーをご利用の皆様に多大なご迷惑とご心配おかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。

弊社では、今回の事態を静粛に受け止め、再発防止策を講じ、お客様の信頼回復に全力で取り組む所存です。

何卒、ご理解を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

 

三陽自動車交通株式会社

代表取締役 関澤邦正」

 

 

チェッカーキャブ、三陽自動車交通株式会社、テレビ局各社が、今後ASKAさん個人に対しても、十分な謝罪をすることは当然のことと思われます。

 

1月9日 フジテレビ系「バイキング」

 坂上忍

「タクシーの映像を流したこと、あれは問題だったと思います」

東国原秀夫

「こういうこと(タクシー映像も含めた行き過ぎた報道)はしっかり裁判でやればいい」

 

 

 

※今後もこの件への反応があり次第、追加していきます。