ASKAさん、いよいよですね。

いよいよ大詰めに近付いた、ASKAさんのアルバム制作。

嬉しい報告の連続で、コメント欄の声も弾んでいる。

喜びも皆さんと一緒に感じることで、何倍にも増えていく。

 

更新されるとまず、ASKAさんの文だけを読み、そこから生まれた気持ち(一瞬で言葉のでることも、数日考えることもある)をコメントに残す。

その後で、他の方々のコメントを読み、同じ想いを感じたり、全く違う視点を知り、考えを新たに巡らせる。その後何度もASKAさんの文を読み返す。色々な方向から物事を観たい、真意を感じたいと、毎日私なりに真剣に向き合っている。

 

ASKAさんのブログで素晴らしいのは、ASKAさんはどんなに指摘されようが、どんな言葉を残されようが、とりあえず

「伝えたいという気持ちを何よりも優先」

して書いてくれているように思えるところだ。

 

ひるまず、怖じけず、大胆に。

大きな優しさと深い愛と共に。

 

そもそもあれだけの熱量のコメントを受け付けることは、並大抵の精神力ではない。

しかも「全て読んでいます」と明言することで、筆無精や引っ込み思案、ネット上にコメントを残すことを躊躇する人々(私も含め)にも、勇気を持たせて一言伝える気持ちを起こさせた。

 

その結果、コメント欄には何千、何万編分ものドラマが見える。

音楽の聴き方、まつわる思い出、事件の受け止め方、ASKAさんへの熱い想い…。ブログが始まった当初のものなどは特に、当事者ではない私でも、一日寝込んでしまうくらいのひたすら真摯で赤裸々な想いが込められていた。そしてそれは今でも続いている。

 

1月に発信された「700番」については、また次の機会に綴るつもりだが、

7月に始まったこのブログに関しては、最初はお互い恐る恐る様子を探り合う、といった雰囲気だったように思う。

何よりASKAさん本人なのかどうか、だとしても一体どういう心身状態なのか…、誰も分からなかった。

マスコミで報じられることからしか情報はなく、それらによると「相当ヤバイ」ということしか伝わってこないのだから当然だ。

 

私個人としては、歌手ASKAが壊れてしまっていたのなら、残念とか無念、そんな言葉では言い表せないほどの悲しみと痛みがあったのは確かだが、

一方で、病んでしまっているASKAさんまるごとで立ち直る方法もあるはず、という願いも強く持っていた。

アーティストは究極な状態から、抜きん出た作品を創ることもある。

病気になったって、人は強く生きられる。

例え大多数の人が目を背ける姿だったとしても、

私は応援したいと思っていた。

 

それぞれがそれぞれの想いを抱えていたであろう、その強い「念」をASKAさんは確かな振動のように感じて、だからこそ踏み出した勇気の一歩。

それがこのブログだったのではないか。

 

1ヶ月限定として始まり、思い出エピソードや、散文詩、時事ネタなどを一日に何度も頻繁に更新。

スマホを触る毎にブログチェックしていたのは、私だけではないだろう。

そして

最終日のエントリー

「ありがとう。」と「僕の歌」…

 

この二つの記事をブログの始まりにもってきていれば、もうちょっと違った流れが生まれていたと思う。

ASKAさんの不器用さ故、と見られる方もあるだろう。

だけど私には自然にせよ、計算にせよ、

皆さんの気持ちを吐き出してもらって、それをすべて受け止めたい

というASKAさんの「誠意」がそうさせたように思える。

 

もし最初に「ありがとう。」と「僕の歌」を掲載していたとしたら、

きっと誰も何も言えなくなっていた。

ASKA、もういいよ

という声が多数になること、少なくとも表面上は。

それをよく分かっていて、

ファンが減るかもしれないことも、厳しい批判も

すべて承知の上で、

今の自分をそのままに綴ることを選んだ。

 

「どうぞ、僕を撲ってください」

私には、そう言っているようにさえ思えた時があった。

自分の過ちを受け止め、見つめ直し、心から反省した後の強い決意と覚悟があったからできること。

そしてそんなASKAさんに私は強烈に惹かれ、生命力の強さに驚かされた。

絶対に這い上がって、倒れる前よりもっと強くなる。自分の弱さを愛おしく抱えて、さらに前へ進む。そんな人だと思えた。

 

それを証明するかのように、

 

どんどん描いた通りになっている。

 

そして25日のエントリー。

いよいよ、Mixの最終日です。 - aska_burnishstone’s diary

 

相変わらずの危うさでハラハラさせられ、

誤字脱字を見つけてホッとする。

細やかに伝えられる進捗状況。

その中でどうしても実感せずにいられない、

 

アルバムリリース。

 

 

本当に、本当なんだ。

 

その日を目の前に、こちらがブルブル震えてきている。

 

とにかく、今ASKAさんが「愛」を持ち続けていることが感じられて、本当に嬉しい。

その「愛」は何かをきっといい方向に変えられる。

 

そう感じられたこの4ヵ月だった。

 

 

それまでも 

楽曲は楽曲。

として、どういう状況でも、ASKAさんの歌は聴いていた。

好きなものは好き。

だけど、いつの日からかどこか虚しい響きを纏うようになっていた。

 

どうしているんだろうASKAさん…、

 

この想いはずーっと、心に住み着いたまま。

ところが今では、同じ楽曲が生命を吹き返したかのように、鮮やかな色が加わって力強く耳に届く。

 

まだまだこれから。

 

アーティストASKA、人間ASKAの本気を信じる。

 

もちろんこちらも本気で....。