「帰宅」また次の1歩へ。
たくさんの人に会ったり、フル回転でこなしたりと「動」の日々の後は、
一人で、地味で面倒な諸雑用の山を片付ける「静」の日々。
一見締切のあってないような、刺激のない、こんな時こそ、気を引き締めて取り掛からなくてはならない。
なかなか難しいんだけどね。
そんな中で、ASKAさんの「帰宅」を聴く。
少しくらいは自分のこと なんとかしようと
眠れない朝に出逢った あの街の匂いだ
あの頃に見た空だ
忙しくしている時は考える時間もないんだけど、ふと立ち止まった時に思い返す。
なんとかしようともがいていたこと。
それなりに、その時、その時にできることを一生懸命やってきてはいるけど、
1歩1歩が小さすぎるのか、なかなか描いたようには進まない。
いつになったら風景が変わる?
そうやってまだ探し続けている。
結局、あの頃とそう変わっていない。
ほんの小さなことばかりしか 僕には残ってない
自分がどんな奴だったかも 忘れてた
覗くこともせずに
次の1歩を決めるのは自分次第なのに、足がすくんで動けないのはどうしてだろう。
小さなことなのに、それすら失くすのが怖いのか?
自分はなんてちっぽけなんだろう、
きっとずっともがき続けるんだろう、
と、もう長い間自分のことはあんまり考えていないはずなんだけどな。
そんなことを想いながら、
ぼんやり雨の上がった空を眺めると、
虹が二重に架かっている!
しかも左側を向いても、右側を向いても、二重の虹。
すっかり気持ちが明るくなる(単純)。
原理はさておき、二重の虹ってなんか意味があったっけ、と調べてみると、「卒業」「祝福」「実現」など、とにかく幸福の前兆らしい。
要は、
「今までよく頑張りました。これからは次のステージです。いいことがあります、大丈夫」
というメッセージなんだ、という言葉に出会い、
よし、また頑張るぞ、と、次の1歩を踏み出す力が湧いてきた。
単純だけど、真っ直ぐ心に届くことは、そのまま素直に受け止め、大切にしたい。
そして、
このブログを読んでくださっている方へ、
長い長い戦いの中にいるASKAさんへ、
みなさんに、
虹🌈のパワーが届きますように。
願いをこめて。
歌詞引用「帰宅」作詞作曲:飛鳥涼
1997年アルバム『ONE』ASKA 収録曲