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ASKAさんは、堂々と。

聴くだけで目の前の景色が明るくなる曲、

『元気か自分』。

 

その最後の最後、

歌詞カードには載っていないフレーズ。

 

何て歌っているんだろう…、と

ずっと気になっていた。

 

元気か自分  元気か自分♪

負っけるな  xきよー

xxxx、xっきよう。

 

何度聴いてもはっきり聴こえない、

音を分解したくなる衝動を抱え悶々とする。

歌の全体の意味を考えて、

 

負けるな 生きよう

とにかく 生きよう

 

ということなのかな、とこじつけてみる。

 

でもこじつけたままでは、どうも納得がいかない、

 

特に大事な鍵となる歌詞のはず、と

 

ブログ内で、ファン友さんにそこを問うと、

 

「私も確信が持てないのだけど、

 

    負けるな 生きよう

    頑張れ 生きよう

 

    なのかなぁ…?」、との返事。

 

あぁ、そうかも。

でもはっきりとした確信は持てていないのか。

 

ということは、

 

この部分を

 

ん~、どうなんだろう、

 

と思っている人は案外たくさんいるのかもしれない。

 

そう思って、その後他の方々の意見もあちこちで探してみると、

 

「負けるな キヨ

   頑張れ キヨ、に聴こえるね」

というものが結構見つかった。

 

なるほど、素直に聴けば、そう聴こえる。

でも、ASKAさんが頑張れって言うかな?

 

どちらかというと、「頑張ろう」なんじゃないか。

 

それにアルバムに個人名を入れた、しかも自分にとっても相手にとってもデリケートだと思われる部分を、

こんなにはっきりとメッセージにするかな?

 

例えその気持ちがあっても、

実際そう歌っていたとしても、

 

ここは、そんな風にも聴こえる、という風に、敢えてもやもやにしておく箇所なのかもしれない。

 

最終的にはそう受け止めていた。

 

 

ところが、

 

4月1日 

当初、そう歌うことは、物議を醸すのではないかと、ずいぶん迷ったのですが、 応援し合おうと言う意識が、強く芽生えましたので、 それを、マスメディアがどう扱おうとも、臆することはないとの気持ちで向かいました。

ライブでは、もっとハッキリ歌うつもです。

お互い、負けるな。 お互い、頑張ろう。

1時から取材、撮影です。 - aska_burnishstone’s diary

 

ASKAさんが語っているのは、

まさにこのもやもや部分のことではないか!

 

 

まさか!!

 

本当に?

 

やっぱりそうか。

 

 

ASKAさんは、凄い。

前より今の方が、もっと凄い。

 

その凄さの前に、ただただ敬服する。

 

 

いくら気持ちがあっても、それを表すことによって自分の立場が悪くなる可能性のある時は、とりあえず何もしない人がほとんどだろう。

 

ましてや、自分の状況がぐらぐら不安定な時はなおさら。

 

そして、それでいいのだ、とも思う。

 

わざわざ向かい風を作ることはない。

 

できるだけ、波風が立たない環境で、

自分の道を守ろう、実現しようとすることは、自然な生き方のように思える。

 

だから、

昨年、ASKAさんの状況が変わったことを受けて、アルバムへの参加を辞退したいという申し出があったということを知った時も、

それはそれで仕方のないことだ、と受け止めていた。

 

ファンの気持ちとしては、そこをなんとか乗り越えて欲しいとは思ったけど、

自分の意志だけではどうにもできない立場だったり、取らなくていいリスクは避けたいと思う心情だったり、様々な事情があることは十分理解できる。

 

そんな中でも、

ASKAさんの歌手仲間でエールを送り続けてくれている人もいる。

 

バンド仲間はコンプライアンスの壁をよじ登って、アルバム制作に喜んで参加してくれた。

 

ASKAさんの築いてきた人間関係の質の高さが分かる、絆の強さに胸が熱くなる。

 

 

みっともなく派手に転んだとしても立ち上がろうとする姿は輝いて見える。

自分も頑張ろうという励みになる。

 

 

ASKAさんは、まだまだ向かい風の中にいる。

音楽活動も思うようにはできない。

アルバムリリースは、その風が弱まる、もしくは追い風に変わるかもしれない、重要なポイントでもあったと思う。

 

その『Too many people』は、ASKAさん自身がまっすぐぶつかってくるような、そんな迫力を感じるアルバムだ。

 

そこに込めたれたメッセージ。

 

ここにきて、ライブではもっとハッキリ歌うつもりです、と明言する潔さ。

 

先のエントリーの、キングオブコメディ高橋さんへのエールも同じで、

なんとか立ち直って欲しい、一緒に頑張ろうというASKAさんの気持ちなのだろう。

 

 

ASKAさんが、闇の中に入り込んだ時、そこから抜け出そうとしていた時、その都度大きな支えとなり、力となったのが、

「待っている」、「また一緒にやろう」、「また歌を歌ってほしい」

といったような熱い声だった。

 

 

えぐられるような痛み、苦しみを、

人を信じる愛が、生きるエネルギーに変えてくれる。

 

それを知っているから、

「一緒に頑張ろう」という温かい心が生まれる。

人にもっと優しくなる。

 

今、それを堂々と表明できるASKAさん。

 

 

ASKAさんは本当に、

「水たまりを避けながら行くことが苦手」(信じることが楽さ)

みたいだ。

 

そして、

「冬の支度も出来てないけど歌を歌う」(In My Circle)

 

 

 

そんなASKAさんが、

 

たまらなくカッコいい。