ASKA『Too many people』余韻。

「しゃぼん」が終わり、ループ再生が

「FUKUOKA」のイントロを流す時、

言いようもない安心感に包まれる。

まるで赤ちゃんが母親に抱かれるように。

ASKAさんの歌声を聴くと、その深い温かみにまた泣きそうになる。

 

2月26日

いろいろなことがありましたが、

「Too many people」

リリースできて、本当に良かった。

僕は、以前から、アルバムはひとつの円だと語ってきました。

1曲1曲が、円の隙間を埋めるようにして、全体でひとつの円を作る。

「バリエーション」という、表現もありますが、僕は、円と呼んでいます。

2月26日。 - aska_burnishstone’s diary

 

ひとつの大きな円を感じる瞬間だ。

 

生命に感謝を捧げるように、

「しゃぼん」から「FUKUOKA」へ。

 

自然に、繋がってゆく。

 

 

 

 『Too many people』には溢れんばかりのエネルギーが宿っている。

「僕のストーリーで完結させて、淡々と楽曲を作っていきました」と雑誌『音楽と人』4月号のインタビューでも語っているように、

今まで以上にASKAさんを感じるアルバムだ。

それは自分に真摯に向き合い、そこから立ち上がり前へ進もうとするASKAさんの生きようとする力、そのものなのだろうと思う。

 

 

 

前作『SCRAMBLE』から4年あまり。

時間だけを見るとファンにとっては長いブランクでも、ミュージシャンとしてはそう珍しくもない期間だ。

 

だけどその前後から、ASKAさんの内側、外側では大きな嵐が吹き荒れていた。

 

その嵐の風を少なからず感じ取り、不安という暗い雲に覆われていた私の心に、少しずつ陽が射してきたのが、2016年7月18日。

 

ASKAさんがブログを始めた日だ。

 

そこから起こった変化は、ASKAさんにとっても、また遠く離れていたところでASKAさんの音楽を聴いていただけの私にとっても、数え切れないほどある。

 

ブログの一語一句に一喜一憂し、ついにリリースされたアルバム。

それを手にした時の感慨。

 

今までは歌の感想、アーティストに対する想いなど、公に発信することなど考えたこともなかった。他の人の感想を積極的に知りたいとも思っていなかった。

それぞれが、それぞれに抱く想いを大切にすればそれでいい。

 

音楽だけに関わらず、意見の食い違いというものは、時に自分や相手を否定したりすることに繋がる。

それを冷静に受け入れられる時のみ、意見は交わせる。

 

だから、自分にとって思い入れの強いもの、大好きなものこそ、大切にしまっておきたい。

 

そんな考えでいた。

 

でも、この今までにない思い入れの詰まったアルバムを聴いて、心の震えがとまらず、どうしてもファーストインプレッションを残しておきたい、という衝動に駆られた。

 

この衝撃を、感動を、あやふやになってしまいそうな感情を、言葉で表現するのは到底無理と知りながらも、とりあえず記しておきたかった。

 

 

アルバムが発売され、早や三週間が経ち、すでにファーストインプレッションからは変わりつつもある各曲への想い、印象。

 

もう一周、余裕で書き連ねられるほど(笑)、まだまだ溢れ出てくる。

 

もちろんあくまでも私の曲に対する想いであって、ASKAさんが曲に込めたものとは違うだろう。

 

  12月27日

みなさんが、僕の歌を聴いてくれていることで、僕は幸せ。

みなさんの波動が、ちゃんと届いているから。

 少し、気になってること。 - aska_burnishstone’s diary

 

ASKAさんの謙虚な姿勢に甘えて、自由に、感じたままに、この幸せを堪能したい。

 

 

これから、たくさん寄せられているというアルバムの感想を、少しずつASKAさんのブログのコメント欄や、amazonレビューなどで読んでいくのも、私にとっては新しい楽しみだ。歌への解釈がより広がり、深まっていくことと思う。

 

 

様々なアルバムへの想いがある中、

私のブログを読んでくださっている方に、是非オススメしたいものもある。

 

まず、tencho さんの「Too many people は仮面ライダーである」という、独特なアルバム論。

?から!となる、とても興味深い考察です。

他にも、ASKAさんのソロアルバムレビューを超個人的視点から、オモシロ素晴らしく書いていらっしゃいます。

レビューっていいな、と初めて思いました。

前編=?、後編=!です。

 

超個人的コラム『枕』 - BASSO memo

超個人的コラム『本編』~『さげ』 - BASSO memo

 

 

そして、大きなチャゲアス愛、ASKA愛でもって感性豊かな感想を綴られた、まっきーさんのブログ。ほぼ同時進行でUPしていたこともあり、自分の想いをまとめた後、まっきーさんの同じ曲への感想を読ませていただいていました。共有できることの素晴らしさに気付きました。

まっきーさんの創る、消しゴムアートの作品にも注目です。

  

しゃぼん〜Too many people🎵〜 - チャゲアス への想い〜ENERGY〜 maki's diary

 

 

また、皆さまの想い、共感したレビュー、日常生活のことなど、どんなことでも 、気軽にコメント欄に残していただけたら、とても嬉しいです。

もちろん、読んでいただくだけでも、大歓迎ですよ。

 

 

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毎夜、

アルバムクレジットを眺めては、

ついにやったなぁ、

とニヤついている。

見慣れたメンバーたちに加え、「お友達にきまってるじゃないか」さんや、「ASKAの音楽を愛する仲間」さん。

手書きで加えられた、マスタリングの「龍王」さん、09.「元気か自分」の Guitar「狩野良昭」さん。

そして Special thanks の「わかりあってる仲間たち」さん。

きっと「僕たちの音楽を愛するあなた達」も隠しクレジットで入っている。

2月26

あちこちにあるレビューを、読ませていただき、

心の底から、「このアルバムはみなさんと一緒になって作ったのだ」と感じています。

2月26日。 - aska_burnishstone’s diary

 

2月9日

このアルバムは、仲間の支えによって完成できたのだと。

参加してくれたミュージシャンたちは、皆、一線で活躍している人たちなので、ほぼどこかの事務所に所属しています。コンプライアンスの問題で、事務所との衝突もあったことが、様子から伺えましたが、誰もそれを口にしませんでした。

これまでも、小さなことや、受け取り方の違い、誤解はあったでしょう。

僕が、気づかなかったことがあったと思います。

それでも彼たちは、「何があっても仲間だ」「家族だ」と、いう気持を、持っていてくれましたので、壁を壁とせず、それを飛び越えて参加してくれました。

音楽誌の取材。 - aska_burnishstone’s diary

 

少し長い引用になるが、この仲間との絆が、彼らの心が、このアルバムの底に確かに存在する。

 

だから、

このアルバムを聴くと、温かい気持ちに満たされる。

 

 

希望への切符を胸に、まだまだ続くASKAさんの道。

 2月26日

別の円を作る楽曲が、まだまだあります。

そして、その円を円にするために、必要な楽曲がまだあると感じるならば、

更に新曲を作っていくつもりです。

2月26日。 - aska_burnishstone’s diary

一年間で最低でも2枚のアルバムを発表したいと考えております。

ブログや『700番』で綴られていた、この心踊る言葉は『Too many people』を聴いてさらに現実味を増した。

そのくらいの勢いを、今のASKAさんからは感じる。

「DDLB-0001」の表記を愛おしく、期待を込めて見つめる。

社会における「通常の概念」や「つまらない常識」に身の丈を合わせることなく、全てを自由の基に、そして発想の基に生きてゆくという思想を、「独創」を、是非この DADAレーベル で実現していってほしい。

 

 

 

意識が大きく変わった、この特別なアルバムは、まるい形をした虹色の希望。

 

『Too many people』から始まる景色は、まだ始まったばかり。

 

ASKAさんのこれからを楽しみにしている。

 

 

このアルバム『Too many people』 に、

ASKAさんの一歩一歩に、

そしてASKAさんの一歩から始まった、

皆様との繋がりに、

 

勇気を、希望を、幸せをもらっている。

 

 

感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

 

心から、

ありがとう。