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ASKA new albumを聴く。04.「東京」

「リハーサル」で呼び覚まされた、

鎮まりそうにない情熱の炎。

 

 

その炎は、

4曲目「東京」で、

ライブの始まりを予感させる、

華やか、かつ軽やかな入口へと招かれる。

 

 

ほんのり空が明るんだかな、と気付くと同時に、

一気に雲が散り、

眩しい、

光に包み込まれるよう。

 

汗でビッショリのシャツが、

ちょうど良い冷たさの風で乾いていく。

 

 

 

なんて心地よいんだろう。

 

なんて爽快なんだろう。

 

開放感でいっぱいになる。

 

この曲もまた、

大幅に自分の想像とは違っていた。

 

イントロから私がイメージした「I'm busy」や、

8歳の娘の言う「HELLO」とも全然違う。

 

 

 「東京」という言葉から連想した、都会の孤独感や厳しさ、

ASKAさんのブログでの散文詩「東京」で感じたイメージからも離れた、

小気味よい、心がウキウキするようなリズムに、メロディーに、

身体が自然に揺れる。

 

 

私は普段歌詞カードには目を通さず、いきなり鑑賞に入る。

 

初めて聴くときは、サプライズがいい。

 

歌詞は種明かしのように、後でじっくり読むのが好きだ。

 

特別なことがない限り、歌詞のひときわ美しいASKAさんの歌でも同じ。

 

歌詞の内容によって、曲のイメージが変わっていくのも楽しい。

メロディーが好きすぎて、歌詞の意味に気付くのが随分あとになることもあるけど。

 

ASKAさんのブログの散文詩「東京」にはメロディーがない。

だからこの日は、言葉だけが真っ直ぐ飛び込んできた。

 

もう一つの、ASKAさんの東京。

東京 - aska_burnishstone’s diary

 

 

ほんの少しの寂しさと、すべてを引き受ける覚悟をこの詩からは感じた。

 

 

わくわくしたり、寂しくなったり、

夢に向かってがむしゃらに突っ走ったり、

大きなエネルギーの前に途方に暮れたり、

 

その時その時で、

いろいろな表情をいろいろな人に見せる東京だけど、

 

この曲の雰囲気からは、

始まり、

やってやるぞーっという新学期みたいな

生命力を感じる。

 

そういった未来への希望いっぱいの光を感じていると、

 

不意に、

 

 

 

泣けてきた。

 

こらえる暇すら与えられず、

 

突然こみ上げてきた。

 

悲しいんじゃない、

 

なんだろう。

 

「FUKUOKA」を聴いた時にちょっと似ている気がするんだけど。

 

踊り出したいくらいのリズムとメロディー。

それなのに、

ポロポロ、ポロポロ涙が溢れて、

しまいには泣きじゃくっている。

 

 

どうしたん?

 

 

 

そっか。

 

 

 

 

言葉だ。

 

 

 

歌詞カードを見なくてもはっきり聴き取れる。

 

言葉と言葉。

 

ひとつひとつが温かくて。

 

優しくて。

 

 

何度も聴いているうちに、

 

思わず口ずさみたくなる、

 

歌いたくなる。

 

思いっきり大きな声で歌ってみる。

 

 

「とうきょ~う!!」

 

 

「赤い、ポォスト ♪  少なくなぁって ♪」

 

 

うゎっ、キーが高いっ!!って、

 

泣きながら、でも笑って歌おう。

 

 

「それでも人は繋がっている」

 

爽快なASKAさんの歌声に、

優しさに、

温かさに、

心が震える。

 

ASKAマジック、

 

効いてるよ。

 

ASKAさんの歌、

 

青空の下、

 

ここで、

 

聴いてるよ。

 

 
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そして

 

「遠くのどこか 涙流す人たち
    一緒に幸せを 喜びを
    感じ合えたら いいね」

 

いいね。本当にいいね。